「人工透析センター」では、慢性腎不全患者さんの血液透析・血液透析濾過療法を中心に、腹膜透析療法や血漿交換療法、白血球除去療法、腹水濾過濃縮再静注法などのアフェレシス治療に至るまで、あらゆる血液浄化療法(血液の中の身体に悪影響を及ぼす様々な物質を除去する治療法)に対応しています。

 血液浄化療法を必要とする患者さんには、腎臓内科医を主体に各科医師や専任看護師・臨床工学技士とともに「医療チーム」としてより良い治療を行えるように努めています。また、慢性腎不全患者さんの血液透析療法への導入を行っており、通院治療に移る際にはご自宅の近くの透析施設もご紹介しています。さらに、いろいろな合併症で当院の専門科に入院される透析患者さんに対して、最善の治療が受けられるように透析を工夫するなどのサポートを行っています。

 

1.施設の概要(平成29年11月1日現在)

ベッド数

25床

治療時間

月曜日から金曜日まで  8時30分から17時30分

土曜日         8時30分から14時00分

※なお、通院透析の対応については、以下のとおりです。

  月曜日・水曜日・金曜日   午前の部・午後の部

  火曜日・木曜日・土曜日   午前の部のみ

スタッフ

腎臓内科医師2名(うち非常勤1名)
透析看護師6名
臨床工学技師6名

 

2.主な診療内容

通院患者の全身管理

定期採血などにより透析条件を評価し、適宜、変更しています。また、他の病気や合併症が早期発見できるようにCTなどの定期検査を行っています。

※当院では通院のための送迎を行なっていません。 

バスキュラーアクセス(シャント)管理

臨床工学技士が超音波診断装置(エコー)を用いて定期的にシャントの状態を確認しています。透析時だけでなくエコー所見や血液データなどからシャントの異常を早期に発見し速やかに対応します。また、エコーを用いて経皮的シャント血管拡張術(PTA)を行うため、基本的に造影剤を使用することはありません。なお、外科的な手術が必要な場合には適切な施設にご紹介しています。

フットケア

専任看護師が定期的に「足」をチェックし、異常の早期発見に努めています。また、爪切りや角質ケアも行います。

栄養管理

管理栄養士が定期的に栄養指導を行っています。今後、リハビリテーション課とともに筋力維持・増進を目指した管理も行なって行きます。

3.血液浄化療法

 当センターでは、下記の血液浄化療法に対応が可能です。

 透析療法
  • 血液透析療法(HD)
  • 血液透析濾過療法(オンラインHDF、アセテートフリーバイオフィルトレーション:AFBF)
  • β2ミクログロブリン吸着療法
  • 腹膜透析(CAPD)
アフェレシス療法
  • 単純血漿交換法(PE)
  • 二重膜濾過血漿分離交換法(DFPP)
  • 免疫吸着療法(IA)
  • LDLアフェレシス療法
  • 白血球吸着療法(GMA, LCAP)
  • 腹水濾過濃縮再静注法(CART)
  • エンドトキシン吸着療法

     など

診療実績(2017年4月~9月)

  • HD 636回/月
  • オンラインHDF 159回/月
  • AFBF 27回/月
  • CART 計7回施行
  • LDLアフェレシス療法 計7回施行
  • GMA例 計10回施行

 

4.その他

 当センターでは、特に、フットケアを中心とした下肢閉塞性動脈硬化症や糖尿病性壊疽の発症の予防に努めています。また、出来てしまった足潰瘍・壊死などに対する治療は専門性が高く様々な診療科が関わってくるため、1つの施設で一連の治療を行うことは難しいのが実情です。そのため、他の医療機関との適切な治療連携の構築にも努めています。

 慢性腎不全・合併症や血液浄化療法などについてわからないことがありましたら、人工透析センターTel 0536-23-7872までお気軽にご相談ください。

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